コラーゲンとゼラチンの構造の違い

コラーゲンとゼラチンは構造が違うだけで同じものです。しかし、体における吸収率や本来コラーゲンを摂取しようとして得られる効果の速度が大きく異なります。

 

今回は、コラーゲンとゼラチンの構造の違いに関して基礎から丁寧に説明します。

 

コラーゲンとは、アミノ酸の集合体の事を指します。特徴としては、アミノ酸のグリシンやプロリンと言った疎水性アミノ酸の集合の鎖です。疎水性の鎖というのがポイントで、アミノ酸は20数種類存在していますが、水溶性のアミノ酸ですと体内で溶けてしまいます。不溶性のアミノ酸が多く存在し鎖になっていることで、体の組織同士をくっつける接着剤のような働きや機能を持っているのです。

 

この鎖の段階が、ゼラチンです。

 

ゼラチンは実はコラーゲンの原料となっています。ゼラチンの分子量は大体数百万の分子量を持っています。ゼラチンは分子量10万単位のポリペプチドによってつくられています。このゼラチンの、鎖によってつくられているコラーゲンはいかに大きな分子かということが要因に想像できるかと思います。

 

そしてコラーゲンとゼラチンの最大の構造の違いは、立体的であるかないかです。ゼラチンは先ほど話した鎖一本の構造です。鎖とはいえ、横方向に強い力を加えたりしたら脆いということが容易に想像できるのでは無いのでしょうか?

 

コラーゲンとゼラチンの構造の違い

 

しかし、コラーゲンは立体的な構造で、鎖がぐるぐる巻き付いて太いひもになったような物と考えてみてください。すると先ほどに比べて非常に、強度が増している事が分かるかと思います。つまり、立体構造を取ることによって、縦方向、横方向、斜めの引張りや圧力といった物理的な刺激に対して非常に強度が増すのです。

 

しかも、アミノ酸でできているために補修が可能という利便性もあります。しかも、コラーゲンには種類が多く存在しており、体の部位に必要な箇所に応じて、その構造形態に差があることが研究結果判明しています。

 

その種類は10数種類に及びます。つまり、コラーゲンは体の部位に応じてゼラチンを元にした、構造変化によって体を支えている大切な部品であるということなのです。そして、その部品は人間の20歳をピークに減少していきます。

 

ですから、コラーゲンとゼラチンの構造の違いを知ることは、体の部位をいたわるという意味でも非常に大切なのです。特定の部位のコラーゲンは、不足すると補うことが難しいとされているので、コラーゲンの種類に関して詳しく解説します。